ロレックスの知られざる歴史

ロレックスと言えば、高級時計として一般的な知名度が高いブランドの1つです。しかし、その名声の高さに反して、いかに腕時計の発展に貢献してきたか、そして何がそんなに人々を惹きつけるかは意外に知られていないものです。そこで、ここではロレックスが築いてきた革新の歴史と、その魅力の秘密に迫ってみましょう。

そもそも、ロレックスが登場する以前の世界では、携帯式の時計と言えば懐中時計が主流でした。当時の腕時計は精度が低く、水にも弱いといった欠点を抱えていました。この状況の中で、先見の明をもって動き出したのが、ブランドの前進であるウィルスドルフ・デイビス社を設立したハンス・ウィルスドルフとアルフレッド・デイビスでした。

まだ、世の中が腕時計が懐中時計に取って代わると想像もしなかった時代、2人は本格的に腕時計を製造し始めます。そして誕生したのが、今日世界で知られるロレックスのブランドでした。以後、人々を驚かせる数々の記録を打ち立てていきながら、その名声と人気とを不動のものとしていきました。

例えば、腕時計として初めてクロノメーター認定を受け、腕時計が信頼性の高い高精度な時計になりえる事を実証しました。更に腕時計初の完全防水を実現しました。この性能は、イギリスの記者であるメルセデス・グライツがドーバー海峡を泳いで横断するチャレンジに成功した事で世界に知られる事になります。グライツがロレックスの腕時計をつけたまま15時間の遠泳を泳ぎ切り、時計が問題無く動き続けていた快挙は、腕時計の可能性と性能の高さを世に知らしめるに十分でした。

今ある自動巻きを実用的な形で実現したのも、ロレックスの功績です。それまで自動巻き自体は実現されていましたが、現在普及している自動巻きの仕組みを作り上げた功績は、極めて大きなものです。こうした革新と技術力とに裏打ちされたロレックスの時計は様々なプロフェッショナルの現場での過酷な環境に耐えるものとして発展していき、やがてサブマリーナやエクスプローラといった現在の人気モデルが登場するに至りました。

世界の最先端で活動するプロフェッショナルや冒険家の要求に応える高性能。そしてそれを世界で初めて実現したという歴史が、ロレックスの特別な魅力と人々の憧れに繋がっています。